江戸で幕府の定火消(じょうびけし)・大名火消以外に町人たちが自治的に設けた火消組織で、いろは四十八文字に因んで四十八組ありました。
「へ・ら・ひ・ん」は語呂や縁起が悪いため除かれ、代わりに「百・千・万・本」の四組を加えてあります。
こちらの手ぬぐいは、「注染」という技法で染められています。
生地の上に型紙をのせ、一型ずつ防染のりを塗り、この生地の上から染料を十分に注ぎ込む事で糊のついていない部分を染める技法です。
表と裏を同時に染めるのが特徴です。
職人の手仕事だからこそ表現できる、繊細でやさしいぼかしやにじみの風合いをお楽しみください。
手ぬぐいには大きく分けて「文(ぶん)」と「岡(おか)」 と呼ばれる2種類の生地があります。
文生地は20番手という太めの糸で織られ、岡生地は30番手という細い糸で織られています。
岡生地は細い糸で作るため、生地の目が細かく繊細な柄やグラデーションなど細かなデザイン表現が可能となっています。
文生地は太めの糸で作られているので、岡生地に比べ目が粗くなっています。
その分、通気性が良く吸水性にも優れているので、ハンカチやふきん代わりに最適です。
ただ、目が粗い分どうしても細かいデザインの表現力で岡生地にかなわないませんが、布の風合いを感じることができる良さがあります。
手ぬぐいは元々、主に汗や水を拭ったり、入浴時に体を洗ったりするための布で、使用後に乾きやすくするため、汚れが生地端にたまらず衛生的であるため、端を折り曲げて縫製せずに切りっぱなしになっております。
他にも、応急処置として包帯や鼻緒などに裂いて使用するためという理由から、両端をあえて縫製せずに切りっぱなしにされています。
日本は春夏秋冬という美しい四季に恵まれています。
古来より日本人は季節の変化を生活の中に取り入れ楽しみながら 暮らしてきました。
しかし現代のライフスタイルでは、季節を身近に感じることが難しく、またお部屋に季節感を取り入れる事はコストや手間がかかってしまいます。
そんな時、四季折々の手ぬぐいを季節ごとに変えることで、お部屋にいながら気軽に季節の移ろいをお楽しみいただけます。
手ぬぐいをおしぼやランチョンマットの代わりにしたり、ホコリ除けや水切りとして洗い物に敷いたり。
手を拭うという本来の使い方や、綺麗にインテリアとして飾る他、手ぬぐいを暮らしの道具として取り入れてはいかがでしょうか。
古くなっても捨ててしまわずに、ほつれたら縫い直して、最後は雑巾としも。
最後の最後の最後まで使い切れます。
サイズ:37cm × 98cm 素材:綿100% 生産地:日本 注意事項: ※お使い始めに汗や摩擦で色が移る場合がございますのでご注意ください。
お洗濯の際は単独で、たっぷりの水で手洗いしてください。
浸け置きはお避けください。
※商品の色はご覧頂くPC環境によって多少異なりますのでご了承下さい。